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2024.06.03更新

こんにちは、岩永です。

今回は大腿直筋の筋断裂の症例です。
10代男性で、部活動でサッカーをしている方です。
約1週間で損傷部の回復が認められる画像を確認できたので報告します。

5/11
4/27にボールキック時に痛みがあり、5/9にボールを蹴った時に同部位に再度痛みが生じた。
エコー観察の結果、明らかな大腿直筋の筋断裂を確認した。
処置は筋膜の整復とLIPUS。
テーピングやサポーターでの固定を避け、約1週間の安静と痛みのない範囲で動かすように指導。大腿直筋大腿直筋1

5/20
損傷痕が全く分からないほどまで改善。
この1週間は軽い練習に参加し、強いキックは避け、軽くボールを蹴るようにしていた。
大腿直筋2大腿直筋3

本症例では患部に痛みが生じないように軽い運動を許可した。運動の内容は本人に任せ、実際には軽いボール回し程度を行っていた。
僅か1週間程度にも拘らず損傷痕の確認が難しいほど良好な回復をみせた。
このように短期間で劇的に改善した理由として以下の点が考えられる。
1.通常練習から離脱し、再発を起こさなかった。
2.軽い運動により適度な循環が起きた。
3.適度の運動刺激が組織回復に具体的な繊維の方向性を与えた。

LIPUSなどの超音波による運動刺激が損傷治癒を促進するエビデンスは多くの研究で明らかになっています。
そしてまた3で言及した「繊維の方向性」は単に組織再生だけでなく機能回復にも関係しているのではないかと思われる。
筋組織の主な働きは伸長、短縮で運動を起こしているのでその方向性は非常に重要である。

損傷治癒には適度な安静も必要であるが
適度で有用な力学的作用も今後研究してゆく必要がある。

他の捻挫、肉離れなども同様です。
安静と負荷のバランスが崩れてしまうと、再発のリスクが上がったり、痛みがずっと続いたりということになってしまいます。
病院では数週間、数ヶ月は競技ができないと言う診断がされますが、適切な判断で早期復帰が可能です。

投稿者: 三浦整骨院

2024.06.03更新

こんにちは、岩永です。

今回は大腿直筋の筋断裂の症例です。
10代男性で、部活動でサッカーをしている方です。
約1週間で損傷部の回復が認められる画像を確認できたので報告します。

5/11
4/27にボールキック時に痛みがあり、5/9にボールを蹴った時に同部位に再度痛みが生じた。
エコー観察の結果、明らかな大腿直筋の筋断裂を確認した。
処置は筋膜の整復とLIPUS。
テーピングやサポーターでの固定を避け、約1週間の安静と痛みのない範囲で動かすように指導。大腿直筋大腿直筋1

5/20
損傷痕が全く分からないほどまで改善。
この1週間は軽い練習に参加し、強いキックは避け、軽くボールを蹴るようにしていた。
大腿直筋2大腿直筋3

本症例では患部に痛みが生じないように軽い運動を許可した。運動の内容は本人に任せ、実際には軽いボール回し程度を行っていた。
僅か1週間程度にも拘らず損傷痕の確認が難しいほど良好な回復をみせた。
このように短期間で劇的に改善した理由として以下の点が考えられる。
1.通常練習から離脱し、再発を起こさなかった。
2.軽い運動により適度な循環が起きた。
3.適度の運動刺激が組織回復に具体的な繊維の方向性を与えた。

LIPUSなどの超音波による運動刺激が損傷治癒を促進するエビデンスは多くの研究で明らかになっています。
そしてまた3で言及した「繊維の方向性」は単に組織再生だけでなく機能回復にも関係しているのではないかと思われる。
筋組織の主な働きは伸長、短縮で運動を起こしているのでその方向性は非常に重要である。

損傷治癒には適度な安静も必要であるが
適度で有用な力学的作用も今後研究してゆく必要がある。

他の捻挫、肉離れなども同様です。
安静と負荷のバランスが崩れてしまうと、再発のリスクが上がったり、痛みがずっと続いたりということになってしまいます。
病院では数週間、数ヶ月は競技ができないと言う診断がされますが、適切な判断で早期復帰が可能です。

投稿者: 三浦整骨院

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