このコロナ禍でスポーツが出来なくなり外傷の患者さんが少なくなっていました。
そのかわり目立ったのがギックリ腰です。
大体毎日ギックリ腰の新患が来院され
1日に数名来られることもありました。
特にギックリ腰は凄く痛くて治るのにも時間がかかると恐れています。
確かに嘘のように身体が曲げられなくなるし、歩くことも困難なこともあります。
でも、安心してください。殆どのギックリ腰の正体は些細な捻挫(肉離れ)なのです。
骨折や足首捻挫や肉離れに比べれば治療は容易であることが多いです。
確かに背骨という大事なところで起きるので些細な損傷でも痛みは大きくなるのも理解できます。
僕も30年近く治療をしてますが、未に足首捻挫のような内出血しているのを見たことがありません。
おそらくそんなことが起きると背骨だけに命に関わるのだと思います。
だから意外と一発で治ることも少なくありません。
ウチでおよそ半数の方が1回で治り、3回までに90%が治ります。期間は1〜2週間で殆ど解決します。
他院の話でも一回でギックリ腰を治してもらったなどはよく聞きます。
ある意味当然かもしれません。
あとはどのように治すかですが、
先ず、歪んだ筋(筋膜や靭帯など)や関節を元に戻します。※
治療後は殆ど動く範囲が大きくなり、痛みが減少するので少しマシになります。
そうなれば後は痛くない程度に身体を動かす事です。
これが意外に
実は寝込んでしまうとかなり治りが遅くなります。
少しずつでも動かしていくと、脳が段々と痛みのレベルを下げてくれます。
そうするとら次第に動ける範囲や力が入るようになり治っていきます。
そもそも捻挫としては軽度なので安静や固定はそれほど必要ありません。
ただし、同じように見えても僕たちのような巷の整骨院やクリニックでは対応できない怖いのも存在します。
これはいつか詳しく書こうと思います。