ザックリというと「しびれ」は血流が減少すると発生します。
これはよく知られていますがもう少し深く考えてみました、
TRPA1という受容体が活性酸素を感知してしびれを出すとのことです。
京都大学*1)の発表でマウスの脚をタコ糸で締め上げ血流を止め、その後解放する。TRPA1は血流減少で低酸素状態になると過敏になり、そこへ解放された血管に血液が流れると大量の活性酸素が発生する。そのことで強いしびれが発生することが研究によって明らかになった。
確かに血流が悪くなると痺れるというのは確かだが、詳しいことを勉強すると関心が上がり楽しいものです。
このことをイメージして普段の診療するとなんだかよく治るような気がして来ました。
参考
*1)「「しびれ」による痛みのメカニズムを解明 -糖尿病や血流障害によるしびれ治療薬の開発に期待-」宗、中川他京都大学
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2015/160317_1.html