こんにちは!岩永です!
前回に引き続き野球肩ですが、今回は症状についてをメインにお話ししていきます。
投げる動作により肩が痛くなることを野球肩、もしくは投球障害と言いますが、場所や症状により、詳しい名前がつくことあります。
代表的なものは、肩関節の安定性を担っている4本の筋肉(腱板)が使い過ぎにより炎症を起こし、肩関節の可動域が狭くなったり、力が入りにくくなったりする腱板損傷です。
他には肩を挙げたり投げる動作で肩が引っかかった感じになり、痛みが出れば、肩峰下インピンジメントや15歳未満の成長期の子どもが投球動作を繰り返すことで上腕骨の成長軟骨が炎症を起こし、肩を回す動作が痛くなってしまうリトルリーガーズショルダー(上腕骨近位骨端線離開)というものもあります。
なぜこのような痛みが起きるのかというと、投げる動作というのは肩関節を普通ではないほどに動かす動作だからです。
リリースポイントまでは過剰なほどの外旋動作で、リリースポイントからは過剰なほどの内旋動作になってきます。
そのため、肩だけの力で投げてしまうと痛めやすくなったり、最悪の場合、痛くなった肩をかばった結果、肘も痛めてしまう子も多くありません。
よく、下半身を使いなさいという理由はそういうことに繋がってくるのです。下半身主体で投げることができれば、肩の負担も減り、良いボールも投げれるようになり、肩も痛めなくて済みます。
なのでよく考えた筋トレやストレッチなどは欠かせないものです。
ノースローも必要になってくるのですが、それよりも早めの処置をしてノースローの期間も短くすることも大事になってくると思います。
質問などございましたら、お気軽にご相談ください。